ポテトを食事に取り入れると全体的な食生活の質が向上
2011年11月2日 デンバー発
人々の健康に関する議論において、生鮮野菜や果物、その中でも栄養素を豊富に含むものが、一般消費者にとって高値であるという懸念がしばしば挙げられています。米国ポテト協会は2011年9月27日、米国栄養士協会主催の「食品と栄養に関する会議および博覧会(Food and Nutrition Conference and Expo)」で、生鮮売り場において、ポテトは最も栄養価の高い農産物のひとつであることを示す研究結果を発表しました。研究結果では、1米ドル当たりの栄養価で比較した場合、他の多くの生野菜よりもポテトの栄養価が大幅に高いことが示されています。野菜または果物1食分においては、ホワイトポテトがカリウムを最も豊富に含んでおり、価格が最も手頃な栄養の供給源であることが示されました。
2010年の米国の食生活指針では、米国人の食事に不足している栄養素としてカリウムが挙げられましたが、今回の研究結果では、最も安価なカリウム供給源はポテトであることが示されました。この食生活指針で推奨しているカリウムの1日所要量4,700 mgを満たすにはコストの負担が大きく、消費者や医療従事者にとって課題となっていますが、カリウムを豊富に含むホワイトポテトでは、他のほとんどの野菜の半分の価格で済むことがわかりました。
NHANES(*)の栄養摂取データをさらに詳細に分析した結果、ポテトを食事に取り入れることで、全体的な食生活の質が実際に改善することが判明しました。ポテト(ベイクド、ボイル、ロースト)を消費した人は、消費しなかった人と比較した場合、カリウムおよびビタミンCの摂取量がより多く、1日当たりの野菜摂取量も多くなるという結果が得られています。
研究を主導したアダム・ドレヴノフスキ博士のコメント。
「ポテトは人々の食生活の質の向上と野菜の消費量の増加に貢献しています。米国人にとって手頃な価格での栄養供給という点でも、ポテトは重要な役割を果たしています。食事にポテトを取り入れれば、主要な食生活指針の所要量が満たせるでしょう」。
(*)アダム・ドレヴノフスキ博士をはじめとするワシントン大学の研究者らは、米国農務省の「食事研究用の食品・栄養成分データベース2.0(Food and Nutrition Database for Dietary Studies:FNDDS 2.0)」から取得した栄養成分データと、栄養政策推進局の米国内食品価格データベースを統合しました。食品の消費頻度に関するデータは、2003~2004年の米国国民健康栄養調査(NHANES)から取得しています。また、ポテトなどの野菜の1米ドル当たりの栄養価を評価する基準として、価格にもとづいて食品の栄養価を調査する指数である「Affordable Nutrition Index (ANI)」を用いました。
