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シカゴ在住
なっちゃんの最新ポテト事情

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アメリカ南西部のイリノイ州最大、世界有数の都市、シカゴ。高級レストランからカジュアルファストフードに至るまで独特の発展を遂げている都市で、スタッフドピザやサンデー発祥の地、最大手のファストフードチェーンの1号店が誕生した場所としても知られています。当コーナーでは、シカゴ在住の筆者が現地の人気店をレポート、日本人の2倍以上のポテトを食べているアメリカ人のポテト事情をリアルにお伝えします。

地元の人気店のポテトメニュー
BIG & little’s RESTAURANT

来店者の9割が頼むフライドポテト

 「本当の“美味しい”を皆に味わってほしい!」という思いからBIGとフレンチシェフ出身のlittleが創業したのが「BIG & little’s RESTAURANT」だ。一般的な食材でも常に最高級品質の食材を使い、高級食材や珍しい食材もふんだんに盛り込んだメニューを提供している。カウンターオーダーのセルフサービス式なのも、テーブルクロスを敷かないのも、料理以外のコストを徹底して省いてメニューに還元するためだと言う。

 さて、この店で9割のお客様が注文するのがフライドポテトだ。

 「ポテトは普通の食材だけど、フライドポテトになると誰もが好きなメニューになるんだ。うちはラセット種のポテトを各店舗で毎日カットしているよ」とBIG。バリエーションも実に豊富だ。お客様の声やトレンドを取り入れながら、日々メニュー作りに力を入れている。

お客様の声から生まれた“フィリーズスペシャル”

 たとえば多くの客が注文する“フィリーズスペシャル”は、常連客のフィリー氏から頼まれたトッピングがきっかけだった。ある日、いつものように自家製トリュフソルトで和えたトリュフフライ($4)を注文したフィリー氏が頼んできた。
「イージーオーバー(両面焼きの目玉焼き)をトッピングできないかな?」
フィリー氏の注文通りにトリュフフライに載せて出したところ、それを見た他のお客が「俺も」「私も」と注文が殺到、今や人気の定番メニューになっている。

 ちなみに、“フィリーズスペシャル”は、半熟の黄身がソースとなってトリュフの豊潤な香りを絶妙に引き立ててくれる。卵かけご飯が大好きな日本人にも受けること間違いなしの鉄壁のコンビネーションだ。

人気上昇中! アジアンテイストのフライドポテト

 もう一つ、近頃大人気なのが“キムチフライ”だ。アメリカでは、数年前からシラッチャソースや七味唐辛子などアジアのフレーバーが流行っていることから、この店でも韓国のキムチを使ったメニュー開発をした。

 このメニューが必見だ。アメリカ人には本場のキムチだと辛すぎるし、輸入品では発酵しすぎることから、子どもでもOKな辛さ控えめのキムチを国内の業者に注文して使用している。そこに中華料理のペキンダックやベトナムのフォーに用いるゴマやにんにく、八角などの香辛料を混ぜた甘味噌のホイズンソース(海鮮醤)を合わせ、黒と白のゴマで仕上げている。大人気のメニューで、取材で訪れた日も、3分の1のお客様が注文していた。

 BIGはこのところ日本のフレンチフライのバラエティに興味があるようで、「いいものがあればぜひ取り入れていきたい」とか。今後のメニュー展開も期待できる。

なっちゃんのプロフィール

日配やオンライン通販など食品カテゴリーの営業を経て、業務用食品の営業、マーケティングを経験。現在はフリーランサーとしてアメリカフードサービス業界の情報を発信している。

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