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シカゴ在住
なっちゃんの最新ポテト事情

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アメリカ南西部のイリノイ州最大、世界有数の都市、シカゴ。高級レストランからカジュアルファストフードに至るまで独特の発展を遂げている都市で、スタッフドピザやサンデー発祥の地、最大手のファストフードチェーンの1号店が誕生した場所としても知られています。当コーナーでは、シカゴ在住の筆者が現地の人気店をレポート、日本人の2倍以上のポテトを食べているアメリカ人のポテト事情をリアルにお伝えします。

グロッサリーマーケット②
世界が注目するホールフーズのデリ

世界が注目するグロッサリーストア

 今、アメリカではオーガニックの食材に特化したストアがダウンタウンに限らず郊外にも多く立地している。なかでもアメリカ内外を問わず注目を浴びているのがアメリカで約430店舗を展開するホールフーズ(WHOLE FOODS)だ。1980年テキサス州オースティンでスタートしたオーガニックとナチュラルに特化したグロッサリーストアで、地球環境に意識が高い22~40歳(ミレニアルズ)のアッパーミドルをターゲットにしている。
 店内にはタップから注ぐクラフトビールが揃うビアバーや、本格的なアペタイザーがあるワインバーがあり、買い物客はグラスを片手に買い物が楽しめるのも、アメリカならではの“買い物を楽しませる”スタイルだ。青果、精魚肉、調理済み食品、ナッツ、穀物類の量り売りもしており、少量買いのニーズに合わせた店作りになっているのも大きな特徴だ。

ポテトメニューが豊富なデリ


 量り売りのデリコーナーは、アメリカのほとんどのスーパーが取り入れている人気のコーナーで、ホールフーズはなかでも最も種類が豊富だ。 量り売りのコールドデリは手の込んだメニューが中心で、ポテト系はサワークリームやチーズをたっぷりのせたダブルベイクドポテト、ポテトサラダ(チポレ、マスタード)、ローストポテトローズマリー風味など36品目中6品目が並ぶ。ホットデリのポテトメニューは23品目中4品目。一番人気はダイスカットのポテトとベーコンや野菜をソテーしたチーズ焼きのカウボーイ ハッシュブラウンポテトだ。他にも大ぶりのポテトを肉とトロトロに煮込んだポークショルダーやカントリーマッシュドポテトなどが揃う。

メニューだけではないホールフーズの魅力

 ホールフーズでは健康志向の新しい食材や、他の地域で食べられる煮込み料理などを積極的に紹介しているのも大きな特徴だろう。デリの次は自作を目指すという流れが出きているようだ。天ぷらや揚げ物など主婦が家で料理しにくいものを販売する日本の総菜売り場とはまた違う新しい傾向として注目したい。
 カスタマーサービスの良さもホールフーズが支持される大きな要因だ。実際に筆者も目的の商品が品切れだった時に店のスタッフが「別の商品を試してみて欲しい」とサンプルとして無料提供を受けた経験がある。スタッフ一人一人にカスタマーサービスに対する決定権を委ねるというスタイルが、スタッフのサービス精神向上につながっているようだ。
 通常のスーパーの1.5-2倍の価格設定でありながら、しっかりと顧客をつかみ売上を伸ばしているホールフーズ。そのマネージメント手法、品揃え、販売方法には学ぶところも多く、新たな発見も多い。

なっちゃんのプロフィール

日配やオンライン通販など食品カテゴリーの営業を経て、業務用食品の営業、マーケティングを経験。現在はフリーランサーとしてアメリカフードサービス業界の情報を発信している。

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